この時季、引き続き紅葉を求めて歩くのもお勧めでおまする。
さしたる行事も催事もなく、都人はあらたな年を迎える支度に余念なく、旅人にまで気を配る余裕がないのどす。
言ってみれば、京都人が素顔を表す時季なのかもしれません。
すっぴん京都を楽しみたいなら小雪の頃をめどにお越しください。
例えば祇園界隈、師走の片付けを間近に控えて飾り立てず、あるがままに過ごすのどす。
旦那衆は忙しく立ち回り、芸妓さんたちも心待ちにする座敷がなかなかかからずにいて、馴染みの喫茶店でまったりとお茶を楽しんでいたりする。
新々堂さんや富久屋さんでふっと出会えるかもしれません。
この頃になると、紅葉の名所も長楽寺や知恩院さんから青蓮院さんから蹴上まで足を運ぶと
よろしおす。
繁忙期は永観堂さんへは身動きが取れませんが師走に近づくとゆっくりと歩けます。
盛り盛りの紅葉もよろしいいが名残りの紅葉もはいかにも京都らしい風情を漂わせる。。。
下鴨神社前の家庭裁判所の紅葉一般公開もお勧めどっせ。。。