嵯峨菊
紅葉に先駆けて、と言うふうに花を開き、王朝文化を彷彿とさせる優美な菊はその名を嵯峨ギクと呼ばれています。
その発祥地とされる、嵯峨の大覚寺では十一月いっぱい(嵯峨菊展)が開催される。
嵯峨菊は大沢池に浮かぶ菊が島に自生していた菊を王朝風に仕立て多ものだそう。
ひと鉢に三本を植え2メートルほどに整え、先端は三輪、中庭が五輪、下に七輪(7、5、3)
に仕立てる。
そしてその葉は、下が黄色、真ん中は緑、上は淡緑と配して四季を表現するいう凝った作り。
霜降の嵯峨野にこれほどふさわしい花はないのでしょうね。 きっと。
西の嵯峨野の秋の散策の楽しみの一つでした。
東の楽しみは、ご存じかもしれませんが、古本市のお寺さん。
大学の町である京都にとって、古書店は欠かせない存在です。
新刊書にまたは、ネット書籍に押されて年々その存在感は希薄になってきましたけど。
古本というより古書と呼んだ方がふさわしい本が一堂に揃う市は年に三回開かれ、秋は百万遍の知恩寺で開催される。
10月の下旬に(古書供養)が行われ、続く数日間は広い境内にぎっしりと古書が並ぶ(秋の古本まつり)が開かれる。
新刊書と違って、ひとたび人の手に触れると感情がこもり、あるいは思いもかけぬお宝だtたりする。
つくづく京都には古書はよく似合うと思う。
今年はコロナですから、開催が危ぶまれますのでサイトをご覧になってから是非お越しを。
私は以前、下鴨宮崎町在住でしたのでサイクリング兼ねて古書を探しに行くのが秋のリクレーションでした。
あ。。。懐かしや。
名店・・吉泉はんの秋のお迎え籠なり