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2021年1月17日日曜日

大寒の頃

 



こちら、老舗の虎やはんどす。

有名な菓子はやはり、羊羹どす。

硬さ、艶、甘みどれをとってもい一級品。

和菓子は、あずきと砂糖で決まります。

あんだまは、亀屋吉長のウバ玉かもしれまへん。

こちらは、自然の材料からのビーガン対応のお菓子で有名です。

私も10年前から体調を崩し、ビーガンどす。

一度お召し上がりを。

体に優しいのがじんわりわかります。

お菓子にはお茶ですね。

お勧めは一保堂はんのほうじ茶がまた、香りもさることながら、胃に優しいのどす。


節分自分には五色豆。

三条大橋の西北(本家舟はしやはん)

文字通り、5色に彩られた豆菓子はえんどう豆と砂糖だけの素朴な和菓子。

500年前に考案された、宮中御用達の上菓子と相成りました。

お茶会でも使われてました。

緑は抹茶、茶は楠、赤は梅、白は砂糖鮮やかな色めがまた、美味しそうどす。

ぜひ、お召し上がりを。






2021年1月16日土曜日

大寒のころ

 


大寒の候の見どころは、何をおいても節分。

節分の日の夕食は決まってイワシの塩焼き。

まずはこの煙で鬼をとうざけ、食べた後のイワシの頭を柊の小枝に刺し、その臭みとトゲで鬼を追い払う。

さらには夜の豆まきで鬼を退治するという塩梅です。

これが昔から京に伝わる節分の家庭行事で巻き寿司を丸かぶりするような下品な行いはしない。(笑)

そして、外での節分は吉田神社、伏見稲荷神社、壬生寺、北野天満宮の四社寺を節分当日順番に参拝するのが都人。

一年の無事、家内安全を祈願するのどす。

多くの子供は長い山道の露天のお菓子が目当て。

大人の目当てはクチナシ色の神札。

または、年越しの蕎麦やおでんも出て団欒の楽しみもある。

しかし、今年はコロナのこと、多分露天はおやすみでしょうね、残念ですけれど。

楽しみながらの神参りは長く続く秘訣だと思いまする。



今年の都踊りは4月1日から開催されそうどっせ。

お楽しみに。

お茶席は残念なことにありまへんのどす。




2021年1月15日金曜日

小寒から大寒へ



 大寒の一ヶ月は一年の中で一番寒い時期です。

それで、春に向けて体を作りあげる時期です。

そのために食を選びます。


そして、まずは、節分があります。

その時には必ず巻き寿司を作ります。

恵方巻き、起源は大阪の花街では大正時代にはすでに縁起担ぎとして食べられていたそうな。

恵方から年神様がやってくると考えられ、かつては初詣も毎年、恵方の方向の神社に出かけていました。

私も明治の祖母との生活時は今年は八坂神社、来年は恵比寿神社というように恵方を気にかけて初詣を変えておりました。

寒い時期は野菜不足です。

そこで、寒くなればなるほど美味しさを増す水菜。

京菜と呼ばれ、代表定期な京野菜の一つ。

耐寒性が強く、寒さが厳しい折に旬を迎える。

独特の芳香があり鍋物にうってつけどす。

昔は、雑煮も元旦は白餅に白味噌、二日目はすまし汁に水菜の雑煮と献立を変えておりました。

また、赤貝も大寒の頃に旬を迎えまする。

なんといっても、江戸前の握り寿司で代表的な冬のネタですよね。

京都ではたくさんの回転寿司屋さんがありますが、最近ではモリモリ寿司(石川県)が河原町あたりにデビューしております。

新鮮でネタも種類が多く北陸三県美味いもの三昧はお勧めどす。





京都の床どこです。

冬場は綺麗に倉庫でおやすみです。

今年の夏場は活躍して欲しいものどすな。




2021年1月14日木曜日

寒の内

 



   寒仕込み(寒の水)

厳冬期である寒の内に沁む水を寒の水と言います。

この水で仕込んだお酒や、味噌、醤油は美味しくなると言われてきました。

不純物や雑菌がもとも少ない時期であること、昔の人は経験的に知っていたのでしょう。

特に日本酒の場合は(寒仕込み)または、(寒造り)と呼んでいます。

この時期に仕込んだお酒は低温下でゆっくり発酵することで、上質のお酒ができるそうな。

京都の伏見は銘酒の蔵がたくさんあります。

月桂冠の粕汁は一番搾りを仕様で香りも麹の力も強くうまさは抜群です、ぜひ、お求めをお勧めします。


また、寒の内の30日間、心身を清めて修行することを寒垢離(かんごり)と言います。

冷水を浴びたり、滝に打たれたりなどの禊(みそぎ)をすることも。

そこから、(寒の内に始めた習い事は上達するという考えも生まれました。

祖母は明治の女学館を出てましたので、私の習い事は皆1月初めで始めさせられましたね。

茶道は初釜に向けて墨出前の稽古からの特訓で泣きそうな記憶が蘇ります。


また、武道における(寒稽古)長歌や三味線など芸事の(寒復習)(かんざらい)などがな残りです。

寒さが厳しければ厳しいほど良いと言われ、あえて早朝に行われたそうな。。。

今年はコロナ自粛規制などで3月に延長されるそうな。





2021年1月12日火曜日

小寒の食べ物

 



日々、深々と冷え込んで参りますと。

食の偏りが流石に出て参ります。

北国のように市内は海には遠いものでして。。

魚と言えば、鯖、イワシ、グジと言った干物になりますが。

体を温める蒸し物が都人には手っ取り早く、例えば茶碗蒸し、蕪蒸し、餡掛けうどんとお話して参りましたけれど。

大寒近くなりますと、冷えが堪えるもので、寿司も蒸し寿司になります。

馴染みのない方は寿司を蒸すなど考えられないでしょうが。。。


京都人にとっては真冬のご馳走として、寒の入りには一度や二度は食べないと気が済まない

ほど、慣れ親しんだ食べ物です。

京の寿司屋さんの冬場の品書きには載ります。

一番のおすすめは寺町二条の(末廣さん)

底冷えのする日は決まって、末廣さんの蒸し寿司を食べるのが慣わしになっていました。

刻み穴子に寿司飯に錦糸卵、えび、イカなどの具を載せ、蒸籠でむしあげる。

火傷しそうな熱々を食べれば大寒も吹っ飛びます。。。

ぜひ、一度お召し上がってくだされ。

熱いものを食すると、コロナ予防にもよろしおす。





2021年1月10日日曜日

大寒近し

 



年が始まる前後の(終い)と(初)はとりわけ大きな筋目として欠かすことのできない行事であり、その先にあるのはゆうまでもなく節分。

この頃、文字通り寒さが極まる頃どす。

先日、初雪がその後、全国的に大寒波が全国を覆っています。

極めて関東方面が大雪で大打撃を受けています。

台風と同じで東に台風が襲うと西は亜熱帯風で終わります。

地震も関東勢が揺れますと関西方面は揺れません。

北の北海道と九州地方は別の震源地と流れが違うのが不思議ですが。

しかし、雪の降らない冬の京都は底冷えがマックスで押し寄せてきています。

大体、マイナス以下の日が続きまする。

もともと、石畳の祇園界隈は寺院など下から吹く北風が上に舞い上がるので冷たい空気が裾から顔にあたり、それはもう冷え込みます。

雪が降ると巻き上がる風がなく暖かく感じるのです。

しかし、今年はコロナ渦で外出禁止の発令で例年の節分祭も開催が懸念されています、それもまた残念ですけれど。




三方の山々から容赦なく吹き下ろす寒風が地面で跳ね返り、足元から風が舞うまう、葵橋からの鴨川の小寒の頃どす。

本来4つの季節に筋目には色々な顔を見せてくれる葵橋ですが冬の顔が一番美人です。

2021年1月7日木曜日

お加持

 これは、流鏑馬の弓の勇士の姿です。



歩きたい道の一つは。


三十三間堂です。


後白河天皇により平清盛が造営しできたのが三十三間堂。

1月15日に行われる法要(柳のお加持)ご存知でしょうか。

言い伝えですが柳の枝が刺さったことで頭痛持ちになった法皇は、棟木に柳の大木を使って

三十三間堂を健立したそうな。

その謂れに基づいた法要。

柳に清めた水を浸し、それを信者の頭に振り掛ける秘儀。

(三十三間堂 棟木の由来)として歌舞伎の演目にもなっています。

通称を(投し矢)と呼ぶ(大的大会)でも知られる当寺には、国宝に指定された千手観音像を千体もの千手観音像が取り組むお堂があ李、観音像の一体ずつの表情が違うのが圧巻です、必ず見ておきたですね。

いよいよ、小寒から大寒へ。。。

言葉だけでなく、体で京の底冷えを実感する時期がこれからです。

京都の大路小路、どこを歩いても逃れることができない底冷えは、賀茂川に架かる橋の上を歩くとその意味がとてもよく感じます。

三方の山々から容赦無く吹き下ろす寒風が地面で跳ね返り足元から風が舞う。

さらには賀茂川の川面を吹き渡る風も加わり実際の気温よりはるかに寒く感じるこの季節なんどす。


私個人としては、海中ぜんざいやココア、柚子茶を嗜み体の冷えを抑えておりまする。

今年もコロナ渦慢延しております、体を冷やさずおきばりやすな。。。









夢が叶う

孫守りツアー❗️岐阜県岩門の滝

残暑お見舞いもうしあげまする・・・・・ 皆様とはご無沙汰してしまいました、申し訳ありません。 岐阜県岐阜県祠戸の岩門の滝へマイナスイオンシャワーを浴びに行って参りました。 息子の隠れスポットの一つのようです。 秋の紅葉狩りの時分も素晴らしい雰囲気を醸し出してくれるに違いありません...

下賀神社