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2020年12月14日月曜日

大雪の頃では

 師走に入っても気ぜわしいばかりで、まだ、都大路を白く覆う雪は降らない。

比叡山のあたりだけ、薄化粧するくらいどす。



正月準備の一つには大福茶があります。


北の詣りがあり、正月の元旦の祝膳の初茶都する、(大福茶)にいれる(大福梅)を授かるためです。

かつて、天皇の病を平癒したそうな。

天神さんの梅と一保堂はんのお茶で仕立てるのどっせ。

圓光寺の梅もどきは洛北きっての紅葉の名所ですが、大雪の頃には梅もどきの木に目を奪われる。

葉を落とした枝先に紅い身だけが残り、凛とした美しさを際立たせます。

運よく雪でも降れば、朱はさらに美しさをます。

何やら、週末は寒波到来らしいどす。

冬枯れが心に沁みるいる時がやってきます。

あ、、、もういくつ寝るとお正月♪







2020年12月11日金曜日

大雪の頃


 師走に入ってはや1週間。

何かと気ぜわしい大雪の頃ではあるが、まだ都大路を白く覆うほどの雪は降らない。

今年は暖冬の模様ざんす。

先日、嵐山あたりは霜や霧が降りましけれどまだ暖かい日が続きます。

都人は何を置いても事始め。

古くから正月の準備を始める日を師走13日と決めている。

まずは1年間世話になった人々への礼の挨拶に伺い、それを終えてから正月の支度に取り掛かる。

かつては京都の町衆の間で広く行われて行事だが今では花街祇園でしか見かけられない。

しかも、コロナで多分、事始めも井上八千代さんが。。。お辞めになるかもしれなせん。

おめでとうさんどす、来年もよろしゅうに。

芸妓さんに舞扇を手渡すことはないのかもしれません。

都人の一般人は掃除に始まり、掃除に終わるのどすけれど。

あ。。。寒雄なあ。






2020年12月3日木曜日

小雪の頃



 

 昨今、よくニュースで話題になる地球温暖化、、、、、

そのせいによるものかどうか分かりませんが京の紅葉は年々遅くなって来たように思います。

かつては師走の声を聞けば紅葉の(こ)の字も耳にしなかったのが今では12月なかばになって、まだ、紅葉狩りを愉しむ姿を見かける。

しかし、季節のズレを楽しめるならば小雪の頃の紅葉こそが穴場だといえる。

桜にも遅咲きがあるように紅葉も色付き遅れがあるもので、多くの紅葉が茶色いシワを寄せて散った後も、まだまだ、赤々と燃える葉もある。

遅咲きの桜で有名な洛西の仁和寺の紅葉は12月に入ってから見頃を迎える。

昔から、伝えわたる高尾、栂尾、槇尾の三尾から始まり仁和寺あたりで締めくくられる。


この頃、洛西の紅葉は朝映えします、是非、お運びください。



今年は市内のイルミネーションがなくなり残念でしたが、、、

世界の東寺さんがブルーイルミネーションをされました。
古都の庭が紅紅葉との対比が素晴らしくスタイリッシュになってました。
進化する京の街。。。



2020年11月28日土曜日

晩秋の頃

 

この時季、引き続き紅葉を求めて歩くのもお勧めでおまする。

さしたる行事も催事もなく、都人はあらたな年を迎える支度に余念なく、旅人にまで気を配る余裕がないのどす。

言ってみれば、京都人が素顔を表す時季なのかもしれません。

すっぴん京都を楽しみたいなら小雪の頃をめどにお越しください。

例えば祇園界隈、師走の片付けを間近に控えて飾り立てず、あるがままに過ごすのどす。

旦那衆は忙しく立ち回り、芸妓さんたちも心待ちにする座敷がなかなかかからずにいて、馴染みの喫茶店でまったりとお茶を楽しんでいたりする。

新々堂さんや富久屋さんでふっと出会えるかもしれません。

この頃になると、紅葉の名所も長楽寺や知恩院さんから青蓮院さんから蹴上まで足を運ぶと

よろしおす。

繁忙期は永観堂さんへは身動きが取れませんが師走に近づくとゆっくりと歩けます。

盛り盛りの紅葉もよろしいいが名残りの紅葉もはいかにも京都らしい風情を漂わせる。。。



下鴨神社前の家庭裁判所の紅葉一般公開もお勧めどっせ。。。

2020年11月24日火曜日

嵯峨野歩き


 嵯峨野の美しさが際立つのが紅葉の頃どす。

黄葉と紅葉が混じり合い、そこに夕日が当たると飴色に木々が変身する。

静かな秋が多くの見物客で賑わう。

この頃。湯豆腐が恋しくなる頃です。

そこで、お勧めするのが大覚寺門前の森嘉はんの木綿豆腐や厚焼き、がんもどきです。

昆布、顎だしにポン酢さえあれば、湯豆腐が楽しめます。

湯豆腐は絹ごしと思われますが、森嘉はんの絹は崩れやすいので木綿をお勧めします。

一度の贅沢が2度味わえる旨さの国産大豆の香りと甘味旨味を味わって頂きたい。


桜と紅葉ほど人を惑わすものはない。

いつ咲くか、いつ色付くか、と多くがヤキモキしてしまう。

例年だと嵯峨野の紅葉は霜振りから立冬へと移ろう頃に始まります。

そして、立冬えと移ろう頃に終わります。

清涼寺に程近い二尊院は嵯峨野嵐山界隈では比較的早くに紅葉が見られることで知られています。

(紅葉の馬場)と呼ばれる参道の石段を覆う紅葉が素晴らしく、是非、お勧めです。

最後にお勧めは、寂光寺の絶景で秋には一際美しくなります。

嵯峨野散策、一度お試しあれ。。。。





2020年11月23日月曜日

立冬の頃

 


立冬の頃、、

京の都のあちこちから耳にするのは(お火焚きさん)という言葉。

古く御所で執り行われていた新嘗祭が江戸時代の頃から庶民の間に広まっていったことに丹を発しています。

京都人のなまりでは珍しく(ひ)が(し)になり、(オシタキさん)と呼ばれています。

私の実家でも、神前に新米を添えて感謝を捧げ、家内安全などの護摩木を焚く。

吐く息が白くなる頃、町内のあちこちで見かけました。

それに、加えて雅楽を加え、生きた赤鯛を供え、オシタキ饅頭を町内や親戚に配り歩き祈願を込め思いを広める為子供たちにも参加させたものです。

この頃、洛中はすっかり紅葉も入付きはじめ、高雄、貴船、大原の郊外では見頃のピークを迎えます。

お火焚き饅頭とは、砂糖と小麦を合わせた生地に餡子を包み蒸した菓子です。

紅白の饅頭で白はこしあん、赤は粒餡、火炎宝珠の焼印を押すのがお約束です。

火難、厄除を願う。

上菓子ではなく、普段におまん屋さんに売っています。

優しい味です、是非お試しあれ。

少し、酒饅頭に外見は似ています。




2020年11月19日木曜日

黄葉歩き






 紅葉歩き

この時期に咲く花もなくもないが、やはり外せないのは紅葉歩きでしょう。。。

そもそもがこの時季に京都を訪れる目的そのものが紅葉でしょう。

そう、お目当ての紅葉を決めてから京都に向かうはず。

少しばかりネットを検索すれば、ピンポイントで見つかる時代です。。

ここで、紅葉の名所を紹介するまでもないかもしれませんね。

名所と呼ばれるところのすぐそばには、たいてい隠れ名所があります。

立花のところで紹介した鹿王院。

嵐山という有名どころのすぐそばにあり、美しい深緑が見事なお寺ですが、紅葉の頃は尚更素晴らしい。

また、少し南に下がると大徳寺、ここは隠れ紅葉の散策道として是非ともお勧めしたい。

また、黄葉として尊んだ銀杏もこの辺りが名所です。

それと、京都御苑、閑院宮亭跡、実相院門跡の床もみじがそれは見事です。

12月初旬まで心の癒しに安寧に是非ともお出かけくださいますように。。。。



夢が叶う

孫守りツアー❗️岐阜県岩門の滝

残暑お見舞いもうしあげまする・・・・・ 皆様とはご無沙汰してしまいました、申し訳ありません。 岐阜県岐阜県祠戸の岩門の滝へマイナスイオンシャワーを浴びに行って参りました。 息子の隠れスポットの一つのようです。 秋の紅葉狩りの時分も素晴らしい雰囲気を醸し出してくれるに違いありません...

下賀神社