初夏に始まった鮎のシーズンもそろそろ終わり。
年魚と呼ばれる鮎さん。
初夏には若鮎だったのに、秋も深まると落ち鮎と呼ばれる。
鮎おちて焚き火ゆかしき宇治の里 蕪村🌿
ピチピチした若鮎に比べて、命燃やし尽くそうとする落ち鮎はどうしても味が弱くなる。
その代わりといってはなんだが子持ちの落ち鮎のぷっくら膨らんだ腹が弾けて、はみ出た子は独特の風味を持っていて若鮎とは違って旨さを楽しめる。
塩焼きはもちろん、甘露煮にしても美味い。
お勧めは滋賀県の鮎家さんなどもいかがかしら。
写真の落ち鮎は泉仙さんの大将の骨抜き落ち鮎、優しい甘みと臭みがなく寒露のお勧めどす。
あと、花が咲くのは梅雨時分ですが実をつけるのは寒露の頃。
これが花に見えてまた、愛らしい。
まるで葡萄のようであり、秋の実りの楽しみどす。
ムラサキシキブの花好きどっせ。。。