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2020年9月9日水曜日

歩きたい道




 夏の終わり頃に何処を歩こうか。

まだまだ、木陰が恋しい昼間は木々を生茂る道を探して歩くのがよろしいのではないかしら。

そこで、私は街の中で京都御苑を思いだす。

御所を囲む砂利はどこも日陰など全く見当たらないが周りは木々に覆われて歩きやすい。

御苑は北が今出川、南は丸太町、東が寺町、西は烏丸、東西700m,南北1.3k。

意外に知られていない神社が3つあることです。厳島、宗像、白雲神社です。

昔々、公家屋敷が立ち並んでいた光景を思い浮かべると平安の頃の都ぶりが思い浮かぶような気がします。


鴨川と並んで憩いのオアシスとされる御苑はかつてここが京の中心だったことを誇るかのようです。


散歩の途中、セミの音を聞くとワープし、変わらぬ香りと共に昔の記憶が蘇る。

皆さんも昔の散歩道散策いいですよ。

ぜひ、この夏お勧めします。






2020年9月6日日曜日

三年寝太郎




何故に?
三年坂と呼ばれるのでしょうか。。。

なぜ、登るにしても下るにしても、坂は危険どす。
坂では転びやすいし、高齢になると足も弱るもの。

昔から、「ここで、転ぶと三年寝たのち死ぬ」と言われた三年坂。

小さい頃、ふざけながらこの階段を走りお墓の参拝に行くのが楽しみでした。
兄妹ふざけながら、最後には誰か転けておふざけは終わり。みてみ、三年寝太郎や。
と、しかられておふざけは終わり、怯えながらこの坂を降りた記憶があります。

実家の墓地は清水さんの坂上の大谷墓跡。
三年坂から行くも良し、八坂さんから行くもよしどした。

今となっては、信仰の絡みからではないかな?と思ったりしてみたり。
八坂神社の奥の丸山から清水さんへと東山そのもへとは続いていて。
それが、この産寧坂は境目に当たる場所になります。

昔は、神社の参拝は一箇所だけにすべし。
いくつも参るとご利益なしなんて話がザラでした。
だからかどうか、分かりませんが。
この三年坂を渡らなくするには転ぶ説がいい話になったんだとい言われていますが。

子どの頃からの怖い言い伝えは、体が覚えていますあ。
いまだ、産寧坂あたりになると妙に神経使いますなあ(笑)










2020年9月5日土曜日

京の和菓子



 秋分が近づく頃

昨今、京都のお菓子も流行りに乗らないと置いてけぼりになりまっさっかい。

洒落たお店やカフェが次々とネットやテレビで話題になります。

遠く関東や中部からも朝の開店の行列に汗を流しながら並んでおいでです。

近所のワンコの散歩コースにも整理券なるものを貰うために朝8時には行列の方々。

今日は9月になっての初の週末、モンブランの紗織さんカフェには100人近く並んでおいででした。

しかも、隣は結婚式場で花嫁さんの待機待ち。


京の和菓子では栗のおまん、みたらし団子、抹茶氷菓子、栗餅などが今更ながらのポピュラーなお菓子どす。


お勧めのお店は、紗織さん、中村軒さん、ふたばさん、弥次喜多さん覗いてみてケロケロ。


今日も37°大型台風の影響で猛暑再来中。。。。


九州地方のお方さま、そうぞ充分にお気をつけなすって。

皆さん、暑さ寒さは彼岸までと言われまする、、、どうぞ、おきばりやす。



2020年9月4日金曜日

京都言い伝え




 京都に尽きない話は、鬼と武士との宿命的な対決という話がありまする。

愛宕山、あるいは大江山に鬼が棲んでいて、時々都に出てきては人間に悪事を働く。

そして、美女をさらっていくこともある。

武士たちは鬼どもの前に立ちはだかり、勇敢に戦って最後にはめでたしめでたし。

鬼というものは正体がわからないけれど、人間の不安や恐怖の心理が反映されたものだといううことは、なんとなく理解できる。

京都は災害に悩まされて御霊会が始まったのが天禄時代。

市民は災害の原因は政争に敗れて悲惨な最期を告げた人の怨霊の祟りに違いないと思い御霊会の人が怨霊を沈めようとした。

が、社会不安の反映は京都に集中する。

鬼とか妖怪といったものは人間社会の不安を栄養にして元気になるものだ。

愛宕山や大江山の鬼が活躍するのは京都の不安という栄養をたっぷり吸収してエネルギー満々だからだ。

これに対して、武士は貴族政権の不安や京都の不安という心理の軸が回転し鬼が武士に、武士が鬼になる。

武士と書けば威勢がいいが、かつては「さぶろうもの」「さぶらい」「侍」に。

貴族の番犬、口はきけるだけが犬よりましと言われていた。

不安の吐口は貴族の娘を拐う。

貴族の娘は京都にしかいないからだ。恐ろしや。。。。。




2020年9月3日木曜日

六角堂さん




 明治の頃まで、京都には平安京からずっと位置の変わらないものが3つある。

されは堀川、東寺の南の門の石畳、そして六角堂のへそ石だ。

六角堂のへそ石は奈良の山城國に繋がってるそうな。。。

京都の人には六角堂と云えばへそ石のと通じる。

六角堂の前の通りを六角通り、京都には通りの名前に寺の名前をつけることが多い。

明治10年まで、通りの真ん中にあり自動車が通る頃にお寺の脇門に移動された。

昔から、石を動かすと祟ると言われたがこの石にはそれがなかった。

だが、石のそばで遊ぶ子供が怪我をするので埋め込んでしまった。

へそ石の形は六角形、、、この辺りは六の字でいっぱい。

あらら、不思議。

皆さんは数秘をご存知でしょうか?

六の意味は現実の境界線を意味し、ギブアンドテイク、仲間、愛。

場を調和させるです。

現代に於いてもへそ石六角さん、残っていますよね。





2020年9月2日水曜日

満月と天赦日




 今年も台風シーズン到来ですね。

大きな惨事にならないよう天赦日祈りましょう。

さて、白露の花といえば、萩。あちこちに見かけますが梨木神社と常林寺さんで萩寺と呼ばれるほどに立派な萩が咲き乱れます。

真如堂さんや上賀茂神社に平安神宮さにも白や紫の萩の花が楽しめまする。

白露の時分には墓参りする姿をあちこちでみかけます。

線香の香りが寺の境内に漂う。

法然院の谷崎潤一郎の墓と枝垂れ桜が有名です。

名作細雪のような場所にあります。

織田信長の墓は大徳寺、本能寺、阿弥陀寺などにありますが、これらを順に訪ね歩いて信憑性があるかいなか探るのも一つの楽しみかもしれません。

今日では、春の彼岸にはぼた餅と呼び秋の彼岸はおはぎと呼ぶのです。

それは春の花ぼたんにちなんでぼた餅、秋の花萩にちなんでおはぎ、あらあら面白いですよね。

私はいまだ、手作りのおはぎを所望します。

なぜならば、あんの硬さと甘さが祖母から仕込まれた味が懐かしく、今日も餡を炊き始めます。

中の餅も餅米7に白米3で、炊き上がると半分潰し丸めます。

小豆も北海道の粒が大きいものがよく、小豆1キロに砂糖500gと塩大さじ1。

しんがなく、皮は柔らかく、艶がある餡ができます。

皆さんもお試しくだされ、きっとご先祖様の喜ぶお顔が見てとれます。








2020年9月1日火曜日

西山を仰いで

 



夏の夕暮れに、西山を見上げると太陽が鈍い色になり沈んでいく。

(ああ、そうか。浄土はあの山の向こうにあるんだなあ。)

格別に信仰心がなくても、納得できる話ではないでしょうか。


浄土のことを思ってか知らずか、嵯峨野の祇王寺に足を運んできました。

祇王寺の義王一家の話は祖母からと師匠の法円尼からたびたび耳にしていたものですから。

祇王一家は清盛に隠遁されて念仏三昧の生活を送り、苔に筵、念仏三昧、浄土往生、ただそれだけを余生に続けられたそうな。

平家の浮かれ武者の誘いを上手くのらりくらり交わしながらです。



白露の季節が近づくと、なぜか人恋しくなります。

私は涼しくなると、甘いものが恋しくなります。

おはぎと梨です。

おはぎは出町ふたばさん。

梨は水菓子でそのままでも美味しゅうございますが、白あえで豆腐とあえると旨味が溢れます。

お若い方は豆腐はケーキにされますが、梨を豆腐と混ぜるってなんて驚かれるかもしれませんが、この秋には是非トライして見てくださいませ。






夢が叶う

孫守りツアー❗️岐阜県岩門の滝

残暑お見舞いもうしあげまする・・・・・ 皆様とはご無沙汰してしまいました、申し訳ありません。 岐阜県岐阜県祠戸の岩門の滝へマイナスイオンシャワーを浴びに行って参りました。 息子の隠れスポットの一つのようです。 秋の紅葉狩りの時分も素晴らしい雰囲気を醸し出してくれるに違いありません...

下賀神社