初釜
お茶人さんはよくご存知のことと思いますが。
大体、一月10日前後に行われます。
こちらは若水をくみ初窯ように準備します。
懐石料理やお点前だけの場合もあります。
また、お手前の炭を入れる所作をお披露目することもあります。
初窯の服装は基本和装です。
未婚女性は振袖、既婚女性は無地に縫い紋の着物。
あと、数寄屋袋に懐紙、扇子、替えの足袋、帛紗、お年賀のお菓子、大判のハンカチがあれば尚のこと、粗相せずにすみます。
お茶会のお菓子のお勧めは花びら餅が喜ばれます。
平安時代からの新年の宮中儀式にちなむもの。
末富はんのうっすら羽二重餅で白味噌に白小豆とこしあんを合わせたまろやかなあんを蜜煮の
牛蒡を挟んだ品。
昔はお食い初めに食べられていました。
茶道界の新年会のようなものどす。
美術鑑賞や茶道は五感を満たしてくれるものどす。
一生のうちで好きなことに熱中できるのは限られています、皆様も一歩踏み出してみましょう。
この頃、大寒の寒さがピークです。
みぞれも氷に、鴨川の鴨も泳ぎは静かどす。