啓蟄

 

菜虫蝶となる・・・

羽化したばかりのモンシロチョウがひらひらと空を舞ってまする。。

菜の花の開花とともに、さなぎが次々と羽を広げ花の蜜を求めて飛び交います。

香りの匂い立つ枝垂れ梅にはメジロがたくさん飛び交い仲間を呼びまする。

つごつぎと蜜をすい集めては、また、次の梅または寒緋桜に飛び交って行きます。

それは、すごいスピードで、お互いにいい場所を確認しながら。

サーカス団の空中ブランコ並みにクルクルと飛び回って楽しげにも見えまする。

この季節、桜梅桃李・・・

春の彩を表す４つの木、桜、梅、桃、季（すもも）にはそれぞれの美しさがあるように人もその身そのままの境遇から悟りを開くのです。

日蓮僧侶の「言葉」

春になるとどこからともなく、聞こえてくる。

メジロの声に乗りながら・・・

それは世話になった尼寺の先生の言葉と重なる故・・

梅が咲いてから現るので、その名をサクジローと愛称で呼ばれて可愛いですね・・・