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2021年2月9日火曜日

雨水の頃

 



雨水の頃の行事といえば、お雛さん・・・


中国では、三月最初の巳の日、春の訪れに合わせ、川で身を清め不浄を祓った後に宴を催す行事があったそうな。

日本では雛遊びという宮中行事が桃の節句でした。

江戸時代から、この中国と日本の行事が始まりました。


ひな祭りにはひなあられに菱餅が有名ですが、京都の節句には(ひちぎり)という餅菓子があります。

餅を丸めて真ん中を凹ませあんこを載せて頂きます。

京都の上菓子さんはひちぎりで商いをすると言われていまする。


あと、生麩です。

京とうふ、京ゆばと並んで近年人気が高まっているのが京生麩。

乾燥した麩とは食感が異なり、独特のもちもちとした歯ごたえとねっとりとした舌触り。

素朴な食材ゆえ、応用範囲の広い食材でもある。

グルテンの中に混ぜ込む物によって色も味わいも変化して、雨水の頃なれば蓬麩も登場する。

私は、田楽も好きですが、おすましにお雑煮に梅や桜の生麩を浮かべて頂きます。

昨今、半兵衛麩さんが流行っていますね。

麩や湯葉のお料理を楽しむことができまする。予約しておいでください。


春は苦味が必要で・・・

蓮の香りと苦味、そして緑の色合いは春の色合いは春のしるし。

田楽にして蕗の薹味噌などを塗れば口の中は、もう春うらら。






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