雨水の頃の行事といえば、お雛さん・・・
中国では、三月最初の巳の日、春の訪れに合わせ、川で身を清め不浄を祓った後に宴を催す行事があったそうな。
日本では雛遊びという宮中行事が桃の節句でした。
江戸時代から、この中国と日本の行事が始まりました。
ひな祭りにはひなあられに菱餅が有名ですが、京都の節句には(ひちぎり)という餅菓子があります。
餅を丸めて真ん中を凹ませあんこを載せて頂きます。
京都の上菓子さんはひちぎりで商いをすると言われていまする。
あと、生麩です。
京とうふ、京ゆばと並んで近年人気が高まっているのが京生麩。
乾燥した麩とは食感が異なり、独特のもちもちとした歯ごたえとねっとりとした舌触り。
素朴な食材ゆえ、応用範囲の広い食材でもある。
グルテンの中に混ぜ込む物によって色も味わいも変化して、雨水の頃なれば蓬麩も登場する。
私は、田楽も好きですが、おすましにお雑煮に梅や桜の生麩を浮かべて頂きます。
昨今、半兵衛麩さんが流行っていますね。
麩や湯葉のお料理を楽しむことができまする。予約しておいでください。
春は苦味が必要で・・・
蓮の香りと苦味、そして緑の色合いは春の色合いは春のしるし。
田楽にして蕗の薹味噌などを塗れば口の中は、もう春うらら。
0 件のコメント:
コメントを投稿