寒仕込み(寒の水)
厳冬期である寒の内に沁む水を寒の水と言います。
この水で仕込んだお酒や、味噌、醤油は美味しくなると言われてきました。
不純物や雑菌がもとも少ない時期であること、昔の人は経験的に知っていたのでしょう。
特に日本酒の場合は(寒仕込み)または、(寒造り)と呼んでいます。
この時期に仕込んだお酒は低温下でゆっくり発酵することで、上質のお酒ができるそうな。
京都の伏見は銘酒の蔵がたくさんあります。
月桂冠の粕汁は一番搾りを仕様で香りも麹の力も強くうまさは抜群です、ぜひ、お求めをお勧めします。
また、寒の内の30日間、心身を清めて修行することを寒垢離(かんごり)と言います。
冷水を浴びたり、滝に打たれたりなどの禊(みそぎ)をすることも。
そこから、(寒の内に始めた習い事は上達するという考えも生まれました。
祖母は明治の女学館を出てましたので、私の習い事は皆1月初めで始めさせられましたね。
茶道は初釜に向けて墨出前の稽古からの特訓で泣きそうな記憶が蘇ります。
また、武道における(寒稽古)長歌や三味線など芸事の(寒復習)(かんざらい)などがな残りです。
寒さが厳しければ厳しいほど良いと言われ、あえて早朝に行われたそうな。。。
今年はコロナ自粛規制などで3月に延長されるそうな。
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