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2020年11月23日月曜日

立冬の頃

 


立冬の頃、、

京の都のあちこちから耳にするのは(お火焚きさん)という言葉。

古く御所で執り行われていた新嘗祭が江戸時代の頃から庶民の間に広まっていったことに丹を発しています。

京都人のなまりでは珍しく(ひ)が(し)になり、(オシタキさん)と呼ばれています。

私の実家でも、神前に新米を添えて感謝を捧げ、家内安全などの護摩木を焚く。

吐く息が白くなる頃、町内のあちこちで見かけました。

それに、加えて雅楽を加え、生きた赤鯛を供え、オシタキ饅頭を町内や親戚に配り歩き祈願を込め思いを広める為子供たちにも参加させたものです。

この頃、洛中はすっかり紅葉も入付きはじめ、高雄、貴船、大原の郊外では見頃のピークを迎えます。

お火焚き饅頭とは、砂糖と小麦を合わせた生地に餡子を包み蒸した菓子です。

紅白の饅頭で白はこしあん、赤は粒餡、火炎宝珠の焼印を押すのがお約束です。

火難、厄除を願う。

上菓子ではなく、普段におまん屋さんに売っています。

優しい味です、是非お試しあれ。

少し、酒饅頭に外見は似ています。




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