Tweet the carrier pigeon

2019年3月26日火曜日

おはぎ





まさに、今、春の彼岸どす。
私としては、おせちとおはぎと赤飯だけは家人として手作りをやめたくはないのどす。
それと、鯖寿司もどした。

明治生まれの私の祖母ぎんさんは、師範学校を優秀な成績で卒業したそうな。
後々、孫のセーター3枚も1週間ほどでしあげる腕前。

学生の頃に親の躾で私は泣く泣く和裁学校、茶道、書道、料理の習い事に18歳から、通っておりました。

学校のクラブソフトボール部との両立は非常に困難どした。
和裁学校の卒業検定の留袖を仕上げる時、期限が迫っていました。
その時、大きな失敗を指摘され縫い直しの件で落ち込む私の留袖を半日足らずで縫い直してあるものを見たときは大きな驚きと落胆が襲いました。

そ、1年非常な思いをしながら通った和裁の課題をいとも簡単にクリアした祖母。
私には大きな驚きでした。
同時に尊敬の念を強くした記憶が蘇ります。

その後、祖母からの手習いは必死にものにしたものです。

それが、おはぎの小豆を炊き、餡を作ること。
鯖寿司のすし飯の酢の加減。
赤飯の蒸し具合。

きわ目つきは、おせちの棒鱈の炊き具合、黒豆のふっくら加減。
お雑煮の出汁のとり具合。

今も、作るときは祖母が私の背にいるような緊張感がぬぐえません。
この教えと緊張感を忘れたくないから、小豆の餡を炊くのかもしれません。
あの、香りともち米の加減にヒヤヒヤする時が嬉しいのかもしれません。

京都では、今では、おはぎと言いますが、本当は春の花にちなんでボタン、秋の秋分にはお萩と言って萩の花を意味合いに季節によって、呼び名を変えてました。

やっぱり、粋なお話でしょ。
季節を忘れず、楽しむ昔の賢人はあっぱれどすなあ。。。。



0 件のコメント:

コメントを投稿

夢が叶う

孫守りツアー❗️岐阜県岩門の滝

残暑お見舞いもうしあげまする・・・・・ 皆様とはご無沙汰してしまいました、申し訳ありません。 岐阜県岐阜県祠戸の岩門の滝へマイナスイオンシャワーを浴びに行って参りました。 息子の隠れスポットの一つのようです。 秋の紅葉狩りの時分も素晴らしい雰囲気を醸し出してくれるに違いありません...

下賀神社